1日目(超長文注意!)
またもや早起き、7:00起床。
天気はくもり。
歯磨きだ洗顔だと準備して、いざ入り口ゲートへ。
9:00開場なんだけど、まだ8:00だというのに長蛇の列。
たぶんグリーン後方の基地作りに気合が入っているヒトたちがたくさんいるためでしょう。
とりあえず中に入れたので、オアシスに行って朝飯。
カバブですよ!買ったのはコチラ↓のお店。飲み物は当然のようにギネス(笑)
腹ごしらえもしていよいよ会場奥へ。
前夜祭ではオアシスエリアとレッドマーキーしか入れないので、
グリーンやらホワイトやらをやっと拝めます。感動です。
なにかとスタートは11時からなので、その間に散歩がてら会場を一周。
ガラガラのグリーンステージ。
ちなみに水色のがキャンプサイト、緑のが3日通し券のリストバンドです。
G−SHOCKもちゃんとして行きましたよぅ。
グリーンからホワイトへ行く間にあるキッズランド。
まだキッズたちはいませんね。
誰もいないところ天国。
川っぺりに水車があったり・・・
カラフルなムーミン風の石が水浴びしてたりします。
お店のヒトは準備で大忙しですね。
橋を渡るとそこはホワイトステージ。
なんだが、右に曲がるとボードウォークなんでとりあえずそっちへ。
ヒト少なっ!!早朝だからこそですねぇ。
途中にある木道亭。小ぢんまりしててイイ感じ。
なんかモッサリしたところを抜けると・・・。
そこはフィールドオブヘブン。
おいらはこの後3日間ここに通うことになります。っていうか住みたい。
オレンジコートをチラ見してからアヴァロン経由でホワイトに行き、
ホワイト=グリーン間のボードウォークを通って再びオアシスに戻ってきました。
たくさん歩いて早くも小腹が空いてきたので・・・。
タイグリーンカレーをいただきます。ドリンクはギネスね、はいはい・・・。
なんかそういえば昨日の前夜祭の時にフジロックオーガナイザーである日高氏が、
「Global Cool Day」っつ〜キャンペーンで
誰もが知ってるハリウッドスターが来るって言ってたので、
とりあえずグリーンステージに行ってみると・・・。
この写真じゃわかりにくいですね。
ビジョンに映ってたのを撮りましたんでそちらをどうぞ。
奥さん!生オーランド・ブルームですよっ!!
ギャルたちは黄色い声で「オ〜リィ〜♪」なんて呼んじゃってましたが、
ちゃっかり彼女と一緒に来てましたね。
そのあとはそのままグリーンでTHE STRING CHEESE INCIDENTを観る。
初生チーズです。やっぱウマいですなぁ。
それからヘブンにテクテク歩いて行ってBLACK BOTTOM BRASS BANDを少々。
ニューオリンズな感じが楽しかった!
ザ・クロマニヨンズを観るためにホワイトへ移動。
早く着いのでSAKEROCKがまだやってた。
意外と素敵でした。特に毒舌MCが(笑)。
それでいて演奏の実力もあるのがスゴイ!
さあさあ、いよいよザ・クロマニヨンズですよ!
とにかく始まったら押し合いへし合いのモッシュ&ダイブでめちゃめちゃ盛り上がった!
そこそこ前の方にいたんだが、
すんげぇ押されて結局前から5番目くらい(マーシーの目の前)にいたっけ。
「沖縄でもなく、ヨーロッパでもなく、苗場を選んでくれてありがとう。
そしてホワイトステージを選んでくれてありがとう。この日をずっと待ってました。
われわれはザ・クロマニヨンズでーす!」というヒロトのMCで理性がブチ切れました。
ペース配分とか全部忘れてその場を楽しんでしまえっ!って感じで暴れまくりの汗かきまくり・・・。
いい準備運動になりましたヨ。
そんなこんなで足も踏まれまくってこんな感じですわ。
っていうかザ・クロマニヨンズはまだCDとか出てないし、
こないだのデビューした時の動画がYouTubeに出てただけなのにみんな大合唱(笑)!!
これにはヒロトやマーシーをはじめバンドのメンバーたちも驚いた様子でした。
マーシーなんて途中すんごい笑顔で、
「お前らなんで歌ってんの?サイコーだなぁ〜。」
って感じで本当に嬉しそうにギターかき鳴らしてました。
その表情が間近で見れただけで大満足っす。
で、ヘロヘロになりながらまたもやヘブンへ逃げ込む。
次は加藤登紀子。
なんか年配のヒトが多いです。
登紀子効果ですね。
おやつはオニギリです。
ココでいただきましたよ。
そして登紀子登場!
いきなり「さくらんぼの実る頃」ですよ!
『紅の豚』のアレです。シャンソンのやつです。
そしてジョン・レノン「パワー・トゥ・ザ・ピープル」、モンパチの「あなたに」のカヴァーを連発!
そして一番やばかったのがアコギで弾き語ったオリジナル曲の「檸檬」。
「なにも変わらない・・・ただ一つ、あなたがいない・・・。」
今は亡き旦那さんを思って作った曲だそうだ。
いまでも悔やんでいるんだが、この時は人生で初めての経験を自分で抑えてしまった。
歌声を聴いて涙を流す、ということを。
ホントに我慢しなかったらボロボロ泣いてたと思う。
普段、映画とかスポーツとか観ても感動はするし鳥肌も立つんだが泣いたことがないんですよ。
そんなオレがグワッ!とこみ上げて来たんですよ!
ビックリというかなんか嬉しかったんだけど、
とっさに「人前では泣けない!」みたいなつまらない気持ちが芽生えてきちゃって、
すごい我慢しちゃいました。
ホント後悔してます。
辺りを見回すと老若男女、全てのヒトが加藤登紀子ワールドに引き込まれていて、
涙しているヒトもかなりいました。
恥ずかしくなんかなかったのになぁ。思いっきり泣けばよかったなぁ。
泣くのを我慢した自分が恥ずかしくなりましたヨ・・・。
その後は「百万本のバラ」とか、
『宇宙船地球号』のエンディング・テーマ「Now is the time」とかもやったり。
最後は「ちょっと時間押しちゃうけど、「知床旅情」どう?」ってな感じで大サービス!
なんかスゴイとは聞いていたけど、ここまでスゴイとは思わなかったです。
すんげぇ感動しました。
なんだかんだ知ってる曲多かったのもビックリね。
(写真:Fuji Rock Express Blogより)
MCもすんげぇ包容力があって、
「未来はいつだって暗いよ」なんて言いながら、
「でもだから今が希望に溢れてるんじゃない」
なんてポジティブな気持ちにさせてくれたり。
(写真:Fuji Rock Express Blogより)
とにかく人間・加藤登紀子のパワーにやられっぱなしでした。
終始曇りっぱなしだった空もライブ終了の時に一瞬だけ雲が切れてすごい晴れたんですよ。
きっと登紀子とあの場にいたヒトたちのパワーが雲なんか吹き飛ばしたんだと思います。
ヘブンのシャボン玉にも癒されましたよぅ。
その後はホワイトに戻ってハイネケンの長蛇の列に並びながらTOMMY GUERRERO。
ここで携帯のバッテリーがなくなりそうだったので、
次のGNARLS BARKLEYまでに間に合うように駆け足でキャンプに帰り携帯を充電。
まだ時間ありそうだったのでキャンプサイト入り口にある水風呂(無料)に入る。
真夏とは言え水風呂って結構気合の必要なものでした。
あそこまでキツイと思わなかったけど、まぁイイ思い出です(笑)
となりで外人さんが水シャワー浴びるたびに「オオゥ!!」って言ってるのが面白かったです。
急いでオアシスでギネス買ってホワイトに戻る。
もうGNARLS BARKLEYは始まっていた・・・残念。
今回はコックさんとメイド?のコスプレ。
大ヒット曲「Crazy」で踊り狂って、オレンジの矢野顕子へ移動。
その後はヘブンでNORTH MISSISSIPPI ALLSTARS。
夜のヘブンはサイコーです。
NORTH MISSISSIPPI ALLSTARSはホント好きな感じで、
めっちゃグルーヴィで土臭いブルース&ファンクがすごくカッコイイ!
最後まで観たかったんですけど・・・ドノヴァンとカブってるんだよなぁ。
ここがフェスのいいところでもあり難しいところでもあるんですけど、
とにかく観たいものが少しでもカブっているとホント悩む。
ドノヴァンは去年2回も観たし今回はいいかなぁ、と少し思ったんだけど、
フジで野外で観るのはまた別物なはず!と思っていたのでやっぱり最初から観たくなっちゃって・・・。
ノースは単独で来ないかしら・・・今回ドノヴァンに浮気した埋め合わせをしたいッス!
つ〜ことで泣く泣くホワイトへ移動。
DONAVON FRANKENREITERは相変わらずカッコよかった!
(写真:Fuji Rock Express Blogより)
去年感じたあの強力なグルーヴ感は、
バンドとしての成熟度が上がってさらに深いものになっていました。
まだまだ進化しているなぁ、と感慨もひとしお・・・。
最後の「It Don't Matter」ではチーズのギターのヒトが参加。
サプライズ!!
さらにさらに・・・
オレは前から3列目くらいでゆる〜い感じで観てたんだが、
(前の方なのに全然踊れるくらいゆとりがあって見やすかったです)
最後の最後にドノヴァンがステージを降りて
最前列のフェンスのところまで来て歌い始めたんですよ。
そしたらみんな「キャー!」とか「うぉ〜!」ってなって、
後から横からものすごい圧力で押されまくって、
「痛テテテテ・・・うぅぅ。」って押されるがままに身を任せていたら・・・
なんか目の前にドノヴァンが(笑)
(写真:Fuji Rock Express Blogより)
みんなが願ってやまなかったポジションにいつの間にかいましたよ!
一緒に歌っていっぱい触ったぁ〜♪
もう大満足ッス!
WOWOWの放送要チェックね!!オレ絶対映ってるよな、うんうん。
ものすごいラッキーで嬉しくて大興奮&大満足!
泣く泣くノースを途中で諦めてイイコトがありました。
っていうかこのドノヴァンのライブ中に結構雨が降ってきまして、
ついにレインウェアを着ることになりました。
基本的に傘の使用が禁止なので、レインウェアは必須なのです。
でもフードをかぶっちゃうと音がちょっと聴こえづらくなるのよねぇ。
ちょっと小雨になったらフード脱いでとかしながら雨の中のライブを人生初体験。
これもフジロックの醍醐味ですね。
この間に観たかったバンドが結構観れず・・・。
THE ZUTONSとかJETとか、一瞬たりとも観れなかったのはホントに残念。
この悔しさもフェスならではってことで、ますますフジに来てる実感がわくのでした。
そしてグリーンの初日のトリ、FRANZ FERDINANDへ。
行った時はすでに始まって30分くらい経っていてかなりのヒトだかり&盛り上がり!
後方でゆっくり観ることにしたんですが、
実はホワイトのトリであるMADNESSの方が観たかったりして気が気じゃない・・・。
「Take Me Out」ぐらいは観たいなぁ、でももうやっちゃったかなぁ、
あるいは最後の方にやるのかなぁ、
なんて思ってたら始まりましたヨ、「Take Me Out」が!
生「Take Me Out」はマジでカッコよかったぁ〜♪
これで心置きなくMADNESSに行けるってもんです(フランツ・ファンのかた、すいません・・・)。
グリーンからホワイトへと足早に移動。
途中の林の中に鎮座する大きな人形が怪しく光っております。
と、ホワイト方面から「One Step Beyond」のイントロMCがっ!!!
やべぇ!始まってる!!っつ〜ことで小走りでホワイトへと向かう。
もうホワイトはノリノリダンスホール状態!
(写真:Fuji Rock Express Blogより)
みんなSKAダンス的なノリで踊りまくっておりました。
ギリギリ間に合ったぜぃ。
リコ・ロドリゲスがゲストで何曲か吹いてました。
(写真:Fuji Rock Express Blogより)
コレってものすごいことですよねぇ?
最後はギャズが煽りまくってアンコール2回もやっちゃったし。
チャイコフスキーをSKAでやったり、
あの有名なホンダ・シティのCM曲「In The City」もやったのには驚き&感激!!
(参考動画)http://www.youtube.com/watch?v=8yrbDh9yN3k
俺らの世代には懐かしすぎて鼻血が出そうでした。
オーディエンスもハチャメチャに盛り上がってて、見知らぬもの同士で輪になって踊ったり、
一列になってムカデダンスで行進したり、とみんなすごく楽しそう。
なんかベテランの底力を感じずにはいられませんでした。
やっぱ大御所ってスゴイのね・・・。
そんなこんなで楽しい時間が過ぎるのは早いもので、この時点ですでに0:00近く。
しかしこんなもんでは終わらないのがフジロック!
最奥の地オレンジではすでに一夜限りのオールナイトフジが始まっております。
っつ〜ことで移動。
ヘブン&オレンジ方面へと続くボードウォークは昼とは違って幻想的な雰囲気。
オールナイトフジ目当てのヒトでボードウォークは満杯状態。
やっとの思いでオレンジに着いたのはいいんだが、
(写真:Fuji Rock Express Blogより)
レイヴの凄まじき雰囲気に着いて行けず・・・オイラは15分ほどの滞在で立ち去ることに。
あんまり踊る気になれなかったッスねぇ。
帰りのボードウォークもめちゃ混みで、なかなか進めず大変でしたが、
やっとの思いでオアシスまで帰還。
すると苗場食堂で、
cutman-boocheがやってたので思わず足を止める。
「ここに来るの夢やってん!明日本当の夢を叶えるんでみんな観に来てや!」
っと熱いMC。
明日の予定は元々、ヘブン一発目の彼らだったんですが、
このミニライブを観てますます期待が膨らみました!
Gラヴ好きにはもの凄く微笑ましい3人です。
深夜だというのにヒトが減る気配はなく、どこも結構混雑気味。
でも昼間ほどではないので、
常に行列ができている人気店でもすんなり買えたりするのもこの時間帯のいいところ。
つ〜ことで、フジ名物「金六イレブンのもち豚」&ギネスで夜食は決定!
やわらかくて美味♪
そろそろテントに帰ろうかなぁと思い入場ゲートをくぐりキャンプサイトに向かうはずが、
とちゅうのパレス・オブ・ワンダーの怪しい光に誘われてついつい寄り道。
ここは眠らない大人の空間。
カジノがあったりセクシーなショウがあったり、ルーキーのライブをやるのもココ。
あと出演アーティストも結構遊びに来てたりします。
さっき観たばっかりのMADNESSのVo.発見!
めっちゃ隠し撮りです(苦笑)
ひとしきり深夜のフジを堪能していよいよ眠くなってきたので、
明日はレッチリもあるしそろそろ本気でテントに帰ろうと今度こそキャンプサイトに向かうと、
NORTH MISSISSIPPI ALLSTARSの面々がっ!
ちょうど苗プリに帰るところだったらしく、
ルーサー&コーディのディッキンソン兄弟は足早に消えてしまったのだが、
ベースのクリス・チュウの捕獲に成功(笑)!!
クリスはめっちゃめちゃ気さくなヤツで、写真撮影にも快諾してくれました!
もう最高っす!!(てかクリスでかっ!!)
あんまりうまく英語喋れなかったけど、ライブすげぇ良かったよ!
ってことだけは伝えられた気がします。
まぁ、最初の2曲くらいしか観れなかったんだけどね・・・。
マジで単独で来たら絶対行くから勘弁してください。
ってことで色々ありましたがやっと就寝。
早起き・・・ではなく
夜更かしは三文の得
って言葉もたまには当てはまるんだなぁ、と痛感した夜でした。