Number 630
かーなり昔から愛読しています。
「Sports Graphic Number」。
今、書店で出てる630号は、
サッカー日本代表の「全証言」。
主要メンバーにスポットを当て、
W杯出場権獲得までの紆余曲折を
それぞれの視点からのリアルな証言としてまとめています。
個人的ないけんですが、
ジーコが監督になってから、代表には「熱」が感じられなかったような気がする。
どこか淡々としている。
全員が自分の仕事をそれなりにこなしている、といった感じ。
「どんな大事な試合でも、いつもの試合と同じようにやる。」
代表の各選手が常々言う言葉である。
たしかにその通りだと思う。
浮き足立つことなく自分たちのサッカーを見失わなければ、
アジアではそうそう負けることはないだろう。
ただ、そこに「熱」はあったのか?
W杯予選という異様な雰囲気を経験するにつれ、
選手たちのなかで何かが変わった。
体を張った鬼気迫るディフェンス。
ボールに対する執着心。
そして、ゴールへの渇望。
キャプテンの宮本を中心に、いかにしてチーム一丸となって予選を突破したのか?
「一人で戦っているのではない。オレには心強い仲間がたくさんいる。」
みんなが心の底からそう思える雰囲気。
代表選手それぞれの秘められた思いが心に響きます。
サッカーに興味あるヒトは、絶対に読んで損はないと思います。
そこに「熱」があったのがしみじみと伝わってきます。