「プルートウ」を読む

sublime22005-04-12

書店に寄るたびに何気に気になっていた漫画、
浦沢直樹の「プルートウ」を買った。
内容はというと、手塚治虫の「鉄腕アトム」の中の一話、
「地上最大のロボット」をモチーフに
浦沢氏が新たに自分の解釈をつけて描いた作品です。


原作では主役はアトムのようですが(当たり前か・・・)、
プルートウの主役は”原作の脇役”であるロボット刑事ゲジヒト。


舞台は外見が人間に非常に近いロボットが当たり前の時代。
しかも複雑な感情を持つようにプログラムされている。
ロボットでありながら高度な感情を持つことの孤独や焦燥感みたいなものと、
それに関わってくる生々しい感情を持った本当の人間たち。
そのへんのカラミがなんとも切ないです。


話はまだまだ始まったばかりなので謎だらけですが、
徐々に解き明かされていく独特の描写や、サイドストーリーの重厚さが今後の壮大な展開を予感させてくれます。
かなり期待できそう!
もうすぐ2巻が出るようなので、今から楽しみですよぉ!! q(>△< q)=3=3=3