ICOやってます(おそ!

sublime22005-01-11

3年くらい前ですかね、発売した当初から注目してたんですがずっと見送ってました。
廉価版(プレーステーション2theベスト)となって再発されてたので思わず買っちゃいました。
主人公はツノの生えた少年、村の掟でツノが生えた子はある城に生贄に捧げられます。
城に着き石のカプセルに監禁されるんですが、
地震が起きて主人公のカプセルが倒れて外に放り出されます。
そこから脱出劇が始まるんですが、途中で囚われの身になっている謎の少女に出会います。
そして彼女を救出し一緒に逃げる。


導入は大体こんな感じです。


ストーリー的には特に変わったところはないんですが、なんといってもシステムが斬新です。
ひとりで逃げるのは簡単です、しかしこのゲームはふたりで逃げなければいけない。
このふたりは話す言語が違います。言葉が通じないのです。
ゲーム自体にBGMもありません。
聞こえてくるのは水の流れる音、風の鳴る音、少年が少女を呼ぶ声、少女が少年を呼ぶ声、足音、吐息・・・
基本的に静寂が続きます。
それでも心を通わせ、この場所から逃げようとふたりでもがきます。


その一番の伝達手段が「手をつなぐ」こと。


手をつなぐとコントローラが振動します。そのまま走るとさらに強く振動します。
これだけでも一緒に逃げているんだ、という感覚がこちらに伝わってきます。
走りすぎて息のあがる少女の吐息が振動とともに響きます。
追っ手に襲われたときの悲鳴が耳に突き刺さります。
手をつないでいることによる安心感と、静寂が引き起こす恐怖があいまって、独特の緊張感が常に張り詰めています。
たかがゲームなのに、なんかすごく心が動かされます。


うん、買ってよかった。やさしい映画を見たあとのような感動が・・・いいゲームです。

興味のあるかたはぜひ。詳しくはコチラ(http://www.i-c-o.net/