間違いなくひとつになった - In Loving Memory of Louie... 02

ご存知のとおり、フジロックは苗場の大自然の中で行われます。

晴れれば真夏の強い日差しが容赦なく体を刺し、雨が降れば地面はドロドロになる。
傘の使用は禁止されているから、レインウェアを着ているとはいえ全身に雨を浴びる。

２日目は午前中から雨が降り始め、時間を追うごとにその強さは徐々に増していく。
夕方にはその降り方もピークを向かえ、地面はどこもかしこもぬかるんでいる悲惨な状態。

レッチリの前の電気グルーヴが始まるころには雨が上がったんだが、
ハッキリ言って足元の状態は最悪のひとこと。

それでもレッチリが始まったらそんなことはどうでもよくなった。

この一体感はなんだ！

バンドとオーディエンスだけではない・・・

雨上がりの星がまたたく夜空
僕らを包み込むようにそびえ立つ闇夜に包まれた山々
その山から吹き降ろす、火照った体に心地良い風
湿った空気がオーディエンスにぶつかって生まれた水蒸気

苗場の
フジロックの
グリーンステージを取り巻く空間すべて
そこに存在するもの全てが「ひとつ」になったあの夜

そう、間違いなく「ひとつ」になっていたんだよ

すごい不思議な感覚だったんだけど、それをココロの底からホントに本当に実感できた。

そんな気持ちは生まれて初めてだった。

これを観ればわかってもらえると思います。

また来年も苗場に行きたいです。