深夜番組を見て

いつだったかな?
先日、何気なく深夜テレビ観てたら、
NHKETV特集「オレを覚えていてほしい」ってのをやってた。
ほんと偶然観たんだけど、その内容にグイグイ引き込まれちゃって・・・。
気が付いたら3時くらいだったかな・・・結局最後まで観てしまいました。


みなさんは奥山貴宏ってヒト、知ってましたか???
恥ずかしながらオイラはこの番組で初めて存在を知りました。


奥山貴宏さんの職業は作家(フリーライター)。
今年の4月、肺ガンのため33歳で亡くなりました。
2003年2月、「風邪かな?」と思って軽い気持ちで訪れた病院で、
突然「余命2年」と診断されてしまう。
彼は亡くなる前日までホームページ上に闘病日記のブログをアップし続けました。
そのブログ
http://www.publiday.com/blog/adrift/
それ以前(2005年2月26日まで)の日記
http://www2.diary.ne.jp/user/109599/
奥山貴宏HP「TEKNIX」
http://www.teknix.jp/


最近、アマゾンの古本でゲットしました。

31歳ガン漂流

31歳ガン漂流

とりあえず今読んでます。


痛々しくて、悲壮感が漂ってて、可哀想な感じで、
お涙頂戴な闘病記には絶対にしたくない!という彼の思いのとおり、
そういったものは一切感じられない内容です。
ただ淡々と・・・日常の一部としての闘病を描いています。


彼の最期の日記の書き込みに涙が出そうになりました。
弱味をほとんど見せず、ものすごく客観的に自分の現状を表現し続けた奥山さん。
「死ぬことは怖くない。もっと怖いのは死んでからみんなに忘れ去られてしまうこと。」
そう訴えていた彼が、死ぬ前日の最期の日記でこう記しています。

死にたくないな。
書店で会いたい。
本屋でセットで買ってくれ。


最期に本音が聞けてよかった・・・。


とにかく全部読みたいと思います。
32歳ガン漂流 エヴォリューション33歳ガン漂流ラスト・イグジットヴァニシングポイント